物件調査の醍醐味

2018年3月17日 土曜日

先日、

売買依頼を賜った松原市立部5丁目の物件について調査に行ってきました。

現場調査後、松原市役所、法務局などを周り、ほぼ1日かかりました。

事前に、調査事項をまとめ訪問する部署の順番を決めて、

なるべく効率よく調査できるよう準備しましたが、やはり時間がかかりました。


物件調査は中々骨が折れる作業です。

例えば、

今は建物が建っているけれども、接している道は将来の建て替えの際に問題にならないだろうか?

都市ガスは敷地内まで来ているのか、前面道路に本管がきているか、引きこみは可能か?

境界は?越境していないか?日々のゴミ捨て場はどこか?周辺に嫌悪施設はあるか?権利者は?

などあげだすときりがありません。

物件調査の項目はかなり多く、またそれを調べるために足を運ぶ場所も多くなるので、

中々大変です。


しかし、段々と面白くもなってきます。

これはある意味で罹患の表れかも知れません。

一見すると土地や建物などの不動産は同じように見えますが

調べていくに従って、人と同じように其々に個性があることがわかってきます。

たまに、かなり強烈な個性をお持ちの不動産もいらっしゃいますが……


調査対象の不動産に「あなたの名前は~さんで、長所と短所は~ですね」と言える段階に来れば

調査の完了が近づいた証拠でもあります。


そして、調査結果を依頼者である所有者に報告する際、

所有者でさえ知らなかった報告内容が含まれることもあります。

これも物件調査の醍醐味です。


一度この手の病気にかかると完治は難しそうです。


次は、和歌山市内と伊賀上野の土地、

そのあとは三重県名張市の土地を調査する予定です。

特に伊賀上野の方は現状が山林と伺っていますので

どういう出会いになるか不安も多いですが、楽しみでもあります。




▲ページの先頭へ戻る